兎一羽無頼帖

どっこい生きてる!

怒涛の2021年を振り返る

今年も残すところひと月。
2021年、いろんなことがありすぎた。。。

 

【1月~4月】

「ゆくゆくは正社員に!」という言葉を信じ、約2年勤めている会社から、今年も雇用形態に変更はない旨、告げられる。
「私もあなたと同年代だから気持ちわかる!」が口癖の上司に、「ゆくゆくっていつですかね?」と問うと、少なくともあと1年はないとのこと。

思えば、現場が諸手をあげて歓喜するような、すごくわかりやすい成果を上げても、いつも黙殺されている気がしていたんだ。
もしくは、会社が求めている成果ではなかったか。。。

それなら、他探そう!そう決意して、転職活動を開始。
いくつか面接を受けたが振るわず悶々としていたところ、古巣の超ブラック企業より「戻ってきなよ!」と声がかかる。
この会社、社長がイカれてるけど、集まる人はめちゃくちゃ面白いんだよね(割とみんなすぐに辞めちゃうけど)。。。と、なんで以前に辞めたのかを深く思い返すこともなく舞い戻ることにする。

 

【5月~9月】

転職してすぐ、夫より「リコンしてくれねえか?」と打診あり。
家族や結婚というものに対してもともと懐疑的だったのだが、ついに自分に嘘をつき続けることが困難になった。。。とのこと。

青天の霹靂ってこういうの?けんかはするけど仲良いと思ってたのにな。

すぐには受け入れられず「なんとかならぬか?」「ならぬ。」という問答を毎晩繰り返し、ようやく受け入れる覚悟を決めたのは7月末。

8月、炎天下の中、独り居の住処をブラック企業の沿線に探す。
不動産屋の新卒風のさわやか好青年が運転する車で、いろんな家を見て回ったことが今夏唯一のレジャーだ。
あれは、デートっぽくってよかったな。

リコンを受け入れたものの、すぐに引っ越すわけにもいかず、会話を避け、居心地悪く二人暮らしはつづく。
家にいる時間をできるだけ短くしたくて残業に勤しむ。
職場の若い友人が夜な夜な遊興(アーバンな女ごっこ)に誘ってくれた。余計なことは言わないし聞かないし。飲食して、馬鹿話に興じる。なんてやさしいんだろう。

9月に入り、いよいよ引っ越し。ふたりともこの街から離れる。
引っ越し準備がきっかけで、会話が戻った。やっぱり面白い人だ。唯一無二だ。
家族ではなくなるが、お互いに負担のない新しい関係になるということで合意。

9月19日、リコン届の証人欄を共通の友人(よしおさん・まっつー)に埋めてもらい提出。晴れて独身に。よしおさんの2度目のリコンの時は私とまっつーが証人になった。今回2度目の証人を務めたまっつー、もはや「リコン届証人欄」においてはプロだ。

 

【10月~11月】

そうこうしているうちに、ブラック企業ブラック企業「らしさ」が増してきた。
もともと賽の河原で石を積むような仕事ではあったが、積んだ石を鬼が来て蹴り壊すまでの速度がどんどん速くなった。
社長のイカれ具合を、ホラー寄りのエンタメとして長く楽しんできたが、ここにきてまったく笑えない。
敬愛していた業務委託の人が、突然、理不尽な理由で切られた。
もっと一緒に仕事したかったな。。。仕事への熱意は急激に冷めた。
社長の精神状態をなぞるように会社はますます迷走していく。
そうして、理不尽はついに私のもとにもやってきた。
我慢することができず、売られた喧嘩を買うような感じで退職届を提出。
こうして2021年11月20日「リコンして引っ越したばかりで無職」という清々しいほどにすっからかんの45歳が爆誕した。

 

【そして、12月を迎えた。。。】

会社を辞めて11日が過ぎたが、今のところ状況は何も変わらない。
楽天的なので、ヤベェ会社から離れられてよかったのだと思っているし、リコン後の元家族との関係性にも満足している(たまに公園でお弁当を食べたりビールを飲みにいったりしている)。

ありがたいことに、元夫を含め、親身に相談に乗ってくれる人が多くいる。
何よりも突然の「自立」が楽しくて仕方ない。

過去を振り返ってみても、こんなに濃い年はないし、こんなに愛おしく思う年もないかも。新しい良い出会いも多い年だったな。

ともあれ、おいしいお餅も食べたい。お正月までには次の仕事を見つけなくては!
先生も走る師走。私は、職探しに奔走する。